MH-カガユキ

ちょっとしたメモ。

5月も終わるので(小説あります)

 今日で5月が終わります。どうも文字書きとして4月以降の低調ぶりが目立って仕方ないです。少し整理します。というのもPixiv二次シリーズについて書きかけのまま残っている作品が増え、アップロードすらしていない作品も大量に抱えている状況になってしまいました。読みやすさと中途半端な作品を統廃合して読みやすさ第一で行こうと片付けを思い立ちました。

・SouthBirds第一話(改訂前)について

 一応マイピク限定公開していますので、気になる方はマイピク申請してみてください。今のところ一件も来ていないです。

・(仮称 進水日祝いに食べに行く)について

 昨年6月から放置されている作品です。途中で終わっていますが、気力がありましたら2019Verで改訂版を出すかもしれません。気づく方がいるかとは思いますが、港近くの中華料理店をモデルに書いていました。

参考までに、現在完成している部分をノーカットで公開しておきます。

 

「ちょっと今日は仕事が入ってしまって、今日は食事に行けないのです。すいません」と申し訳なく聞く。
「仕事か、なら仕方ないか」今日が進水日、だから、食事会をしようと誘ってきたのに、那智は今断られたのだ。
「戻ってきたら日付が変わるかもしれないですから、本当に申し訳ないです」
「そんな仕事がこんな夜遅く入るなんて、どういうことだ?」
「あんまり大きな声では言えないのですけどね、あの夕張さんが戦車を持っていくと言い出しまして」
「戦車?」
「ええ。どこから仕入れたかわからないのですが、ソ連製のBT-7を持っているようで、業者が運べないのでうちに頼んできたんですよ」
「そんなの断ればいい。貴様が断れないなら、この那智が断ってやろう」
「いや、久しぶりに大型が運転できるので、運転してみたくなったのですよ。都合がよければ、一緒に行きませんか?」
「一緒に、だと?どこまでだ」
茨城県大洗港です。北海道行の船便が出る湊です。戦車を積めるフェリーが来るのはここらだと大洗ぐらいなので」
「悪くないな。そんなに遠くない」
「そうですね。ただ、遅い便なので、21時に手続き開始なのです。手続きをして車を乗せて、そこで戻る予定です」
「戻る?どうやってだ」
「駅までバスが出ています。臨海鉄道と常磐線を乗り継げばどうにか戻れます」この時間だと、最終便を乗り継げばどうにか帰れるのだ。

「面倒だな。泊まれないのか?」
「泊まりますか?」
「宿で祝杯、悪くないな」
「では取りますか」と宿へ電話をかけ、民宿の予約を取る。店で飲むと、高くつきそうだ。
「では、18時に砲熕工場脇に来てください。大型平台に戦車を積んだので行く予定です」とりあえず話はつけた。

18時。仕事が終わる時間だ。横浜の工場(夕張の実験の協力先の工場である)に戦車を引き取りに行く。
「これ、自家用登録なんですね。戦車を大洗で下すのではないのですか?」
「排ガス規制もあるし、この際規制外の北海道の登録にしようと思ってね。あっちでも自前のトラックがあると使いやすくて」夕張は室蘭にも工場をもっており、どうやらそこで使うらしい。
「まあ、そうですね」戦車が積み込まれたトラックに乗り込み、試運転をする。
「重いですね。この戦車何トンなのですか?」
「13.8頓だからぎりぎり大丈夫」
「本当にぎりぎりですね。できるだけ軽くしてほしいです」
「これでも限界まで軽くしているんですけど。弾抜いて燃料も2割で積み込み積み下ろしに必要な分だけよ」
「ならこれ以上無理ですね。予定より遅くつくと思います」
「悪いけど、到着は21時までにしてね」
「さすがにそこまでには着くと思いますよ」
「じゃあ、お願いね」
「夕食ぐらい奢ってくださいよ。そういえば、今日は那智さんの進水日でしたね」
「そうわね」と言い、夕張はトレーラーに乗り込む。荷物がトレーラー1台分という、凄い量である。

「待たせたな」
「では、行きますか」乗ったのを確認して、出発する。

 20時、大洗港へ着く。まだ時間があるので、荷主殿に約束を果たしてもらおうか。
「あそこの中華料理屋、行きませんか?」
「え?中華でいいの?」
「あそこの炒飯美味しいですよ。おすすめです」
「何、そんな店があるのか」
「観光客と言うより、地元の方が多い店です」
「そこにしましょう。今日は那智の進水日だから、私のおごりよ」さすがは工場長。気前がいい。
「どれにしようか」
「何でもいいと思いますよ。どれを食べてもハズレがありませんから」

・米の回収話について

 賞味期限切れの話です。閲覧数も少ないのでこちらに移して公開します。

「これは酷いな」とエアアークの現地連絡員からの電話を聞きながら、地図に積み荷の散らばったエリアを推定する。瑞雲教団の保有する新型瑞雲のTeste飛行中、人道支援目的で離陸したエアアーク機と空中衝突したのである。
「当社だけでの回収は困難だと思われます。災害派遣を要請できますか?」
「それは正規ルートでお願いします。ただ、こちらでも情報収集を救助はまずは独自に行います。正規の命令が来たらそちらを根拠に総力を挙げて救助します」と返す。
「搭乗員はどちらも脱出して無事です。」良かった。
「では、散らばった※を回収すればいいのですか?」
「その通りです。年俸分の米が散らばってしまったのです。」

このあと、各地から米を回収する艦隊が終結したのです。

・一部作品の設定資料集等について

諸般の事情により実在人物を出すシリーズについて公開停止することになりました。こちらでの公開もありません。