MH-カガユキ

ちょっとしたメモ。

鉄道模型レイアウトで表現する漁港の分遣隊概念、仕様検討資料(2)

第一回記事

mh-kagayuki.hatenablog.com

でレールをどのように導入するかを検討した過程を公開しました。第二回となる今回は、コンセプトについて紹介します。本来であればこちらを先に公開すべきですが、レール関連の検討資料のメモ代わりに先に出来た文を公開してしまいました。

 

路線全体のコンセプト

 桃生軌道運輸という架空の路線です。貨物路線として作られた路線であり、北上川水運を鉄道に載せ替えたら?という目的で敷設されています。

路線の解説

陸前山下駅から石巻港線が南にある石巻港駅まで延びているが、桃生軌道線はそれとは逆に北向きに延びている。石巻工業高校の敷地を跨ぐように単線が高度を上げていき、北上運河の上をあたかも首都高速道路のように北へと進んでいく。明治時代設計で名高い石井閘門の手前で高度を下げ、石巻線を乗り越してから平行になる。この区間は平行しているが別路線の扱いである。日赤・石巻専修大前駅は石巻線、桃生軌道線双方の駅である。曽波神駅の手前まで併走した後、石巻線とは分かれて北へと田園の中を突き進む。北上川橋梁を超え、少し進んだ先にある駅は陸前二俣駅である。土手の上に単式ホーム1面1線の小さな駅である。土手で高度を再度稼ぐと、新北上川を越え、飯野川駅に到着する。桃生軌道線最大の駅である飯野川駅は2面3線の大規模な駅であり、十三浜支線との分岐点となっている。

 飯野川駅を出発すると、山深いところをトンネルと切りとおしを繰り返しながら北へと進み、唯一の行き違い駅である樫崎駅に到着する。この駅は砕石工場の専用線との分岐点となっている。小さな集落であるが、砕石工場従業員の利用が多い駅である。北へとさらに進むと右手に砕石場が見え、またトンネルと切りとおしが交互に現れては去り、虚空像尊駅に到着する。柳津虚空像尊は古くからの信仰の場である。そろそろ柳津線が左手に見えるようになり、終点の柳津駅に到着する。

  というのが路線の設定です。十三浜支線の設定については次回。