MH-カガユキ

ちょっとしたメモ。

北の国から2020

 

 昨日に引き続き、トラック・バスの話題です。

 北欧スウェーデン自動車産業がある地でもあり、サーブスカニアボルボの2台自動車メーカーがあります。輸入車と聞くとフォルクスワーゲングループ・メルセデスベンツで知られるダイムラーグループ、アメリBIG3のフォード・GMクライスラー、フランスのルノー等が思い浮かぶかと思います。

 ボルボと言っても乗用車部門と商用車部門では現在は別会社であり、日産自動車日産ディーゼル工業(現UDトラックス)との関係に似ています。昨日触れたように、日産自動車ルノーはグループ企業となり、どちらのトラック部門も現在はボルボの商用車部門と同一グループを結成しています。2020年5月時点ではUDトラックスいすゞ自動車経営統合はしていないようなのですが、そういう話があるようです。

 と北欧系自動車メーカー系の日本のブランドがあるのです。一般の人が買うことはまずないでしょうし、ボルボのバス日産ディーゼルと提携して一時期日本で販売していましたが、UDトラックスのバス部門は日本から撤退してしまったので新車が増える見込みはまずないようです。

 輸入バス、というのはバブル期にドイツ系のエンジンを積んだ多くのバスが豪華さを売りにして多数輸入されており、その一部は路線バスとして乗ることもできました。会津若松ーいわき線が初めての二階建て輸入バスを路線バスで使った区間だったそうです。また、西日本JRバス引き続き、トラック・バスの話題です。

 

 北欧スウェーデン自動車産業がある地でもあり、サーブスカニアボルボの2台自動車メーカーがあります。輸入車と聞くとフォルクスワーゲングループ・メルセデスベンツで知られるダイムラーグループ、アメリBIG3のフォード・GMクライスラー、フランスのルノー等が思い浮かぶかと思います。

 

 ボルボと言っても乗用車部門と商用車部門では現在は別会社であり、日産自動車日産ディーゼル工業(現UDトラックス)との関係に似ています。昨日触れたように、日産自動車ルノーはグループ企業となり、どちらのトラック部門も現在はボルボの商用車部門と同一グループを結成しています。2020年5月時点ではUDトラックスいすゞ自動車経営統合はしていないようなのですが、そういう話があるようです。

 

 と北欧系自動車メーカー系の日本のブランドがあるのです。一般の人が買うことはまずないでしょうし、ボルボのバス日産ディーゼルと提携して一時期日本で販売していましたが、UDトラックスのバス部門は日本から撤退してしまったので新車が増える見込みはまずないようです。

 

 輸入バス、というのはバブル期にドイツ系のエンジンを積んだ多くのバスが豪華さを売りにして多数輸入されており、その一部は路線バスとして乗ることもできました。会津若松ーいわき線が初めての二階建て輸入バスを路線バスで使った区間だったそうです。また、西日本JRバスのように輸入車の導入に積極的だった大手事業者もありました。史上最大の路線バスネオプランメガライナーも投入されていましたが、エンジン火災で廃車になりました。それ以外で一番有名なのは、はとバスの二階建て車に数多く輸入車が採用されていました。ただ、国産二階建てバス「三菱・エアロキング」が導入されると徐々に減ってきました。

 しかし、2009年に三菱ふそうトラック・バスエアロキングの生産を終了してから、国内で二階建てバスを新規に購入することができなくなりました。輸入するにしても、日本国内の基準よりも大きい欧州基準(幅2500mm、高さ3800mm等。長さも12000mmを越すものも多い)がネックとなり、容易に輸入できませんでした。バブル期に豪華バスとして輸入していた物はどうやって規制内に納めていたのかは謎ですが、ネオプランの輸入元でも知られる中央交通バスの車両紹介ページを見ると日本の基準内であるので、昔は少数ロットでも日本相手に作ってくれていたのかもしれません

https://www.chuo-kotsu.co.jp/lineup/

しかし、今は少数ロットで作ってくれないようです。前述のはとバスの二階建てバス導入ではかなり苦戦したようでしたが、ベルギーのヴァンホールというメーカーが少数ロットでも受注するとしたので輸入することができるようになったそうです。そこでエンジンやシャシ(乗用車と異なり、バスやトラックの世界ではボディとエンジンとシャシはある程度組み合わせることができるようです。観光地の巡回バスとかも車体は特別な物を使っていても、シャシやエンジンは普通の路線バスと同じ、なのがほとんどです)

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るーぷる仙台に使われている114号車。

 

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るーぷるとほぼ同型(うろ覚え)の日野の中型路線バス。詳しい型式はわからないので調べてみてください

二階建てバスだと車重が思い為、前1軸後2軸の3軸のシャシが必要ですが、バス用となると日本では製造されていません。タイヤの数が増えると維持費が増えるので、前後各1軸の2軸しか生産されていませんでした。そのため、輸入することになるのですが、先ほどの基準内に納める必要があることと、部品の供給を考えると選択肢はあまり多くないようで、ちょうど日本法人が設立されたスカニアがバスもやっていたので、という理由でスカニア製のシャシやエンジンが採用されたようです。その詳細はスカニア公式マガジンで紹介されています。
http://scania-griffin.com/customer/292

 これで無事、はとバスで二階建てバスを導入することができましたが、これにとどまらず、高速バスとして活躍した「エアロキング代替バスとしてJRバスグループで採用されることになり、また空港連絡バスとして京成バスでも採用される等、どんどん販路を広げていっています。

 

 筆者が初めて乗った輸入車(カナダで乗った現地バス除く、という意味です)もこのスカニアバンホール・アストロメガで、宮古→盛岡で乗車しました。導入から1か月後であり、新車臭いで酔いました。残念なことに良い思い出はないので、臭いが消えたあたりにビジネスシートに座りに行こうかと思っています。

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初めて乗車した時の画像ではないですが、スカニアバンホール・アストロメガの岩手県北バス導入型。盛宮106特急という盛岡ー宮古の途中無停車便(トイレ休憩はある)で運用されている。