MH-カガユキ

ちょっとしたメモ。

コストダウンの限界を知る

 タイトルを見ると何か失敗したのでは?と思われますが、あくまでゲーム上での話です。ただ、現実でも起こりうる内容でしたので記録に残しておこうと思います。

 トラックを運転するゲームである「EURO TRUCK SIMULATOR 2」を日ごろの運転不足解消手段として使っている筆者です。セミトレーラー(通常のトラックと違って運転席と荷台が分離する)で荷物を運んで報酬を得て、それでトラクターヘッド(運転席とエンジンが付いた頭の部分)やトレーラーを買い、荷物を引いたり積んだりして更に稼ぐ、そういうゲームです。広大なマップをひたすら運ぶだけなので、単調になりがちですのでうとうとしないように気を付けないといけません。

 ということで"借り物のトラクタ"で荷物引っ張って、自前のトラクタ買うだけの資金を得て、SCANIAのトラクターヘッドをまず買ったのです。シャシが6×2(3軸の一番後ろが駆動軸になる)、440馬力のSCANIAである程度稼いでから別のドライバーを雇って(経営ゲームの部分もあるのでトラクターヘッド複数所持して雇ったドライバーに運転させて稼ぐことも可能)、他の車種に乗り換えてしばらく稼いでまた買って、と3代目を買う時、憧れのブランドのVolvoのトラクタを買うことにしたのです。欲張ってFH2012の新しいモデルにしたかった上に黒がVolvoに似合う、と思いオプション色を豪華にしたり、運転負担を減らすのにリターダー付けたりとしていて予算オーバー気味だったので最低出力のエンジンにして予算内に無理に納めたのです。

 これが後で大変なことになるとはこの時思っていなかったです。

 これは「重量物は自分は担当しないで重量の割に単価の高い荷物メインにやる」という意図があったのでそうしたのですが、現実には10トンを越す荷物を運ぶと馬力不足で坂を上る際の失速が酷く、制限一杯の80(km/h)で坂を上り始めて頂点では40を切る、というように、馬力で妥協したらかなり配送そのものにストレスを感じるようになりました。制限一杯で坂のふもとを走る、ということは急カーブであっても80維持できるように走らないと失速で後ろは渋滞、時間の余裕も失われて事故等の迂回運行が難しくなるというのです。

 確かに引っ張る、ということはできます。坂で重力に負けて転動したとかそういうことはないですが、かなりストレスが溜まります。後ろから抜かれていったりするのはさすがに…というのが感想です。

 なので、現実世界でも車を選ぶときは走りの面では妥協したくない、というのが信条なので、軽自動車を買う時はターボ搭載車を考えています(DNGAプラットフォームというのは実際どうなんでしょうね。ターボ付きなら車高あっても走りは良さそうと思っていますが)。

ゲームの話から現実の車まで、と話が飛躍していますが、現実の運転不足の代替でもストレス抱えるようになってしまっては本末転倒なのでゲームのほうは高馬力エンジンへの換装を検討しています。700馬力の旧型に乗り換えるか、他社の車でよさそうなのに変えるか、と迷う所です。日本車は出ないゲームなのですが日本で買える輸入車はあるのでそちらを選びたい所です。

SCANIAとかVolvoを選んだのは日本でも見かける車なので。Volvoは乗用車部門と商用車部門は別会社で、日本法人は買収したUDトラックスとなっています。ルノートラックも系列なので、ニッサンルノーアライアンスのトラック部門はボルボ、という不思議な関係です。また作中に登場するIvecoも天然ガストラックを輸出したがっているようですのでもうじき増えるかもしれません。日本でも鉄道船舶用ディーゼル機関で知られるMANもトラックを作っており、フォルクスワーゲングループというのには驚きました。ベンツのトラックはブランド力から日本でも売れそうに思われますが、三菱ふそうトラック・バスを買収したので日本向けには正規輸入するよりはスーパーグレート売ったほうがいい、という判断らしく入ってこないようです。