ちょっとしたメモ(2018年1月)の再収録
Yahooブログが廃止になるということなので、これまで公開してきた記事について、多少改訂、補足しながら移行しようと思います、補足部分は{}で表記します。
2018年1月、数年ぶりに艦船模型作りを再開したので、そこで思ったことをメモしておきます。
・メーカについて
今まで作ったことがあるのは
・ニチモ
・タミヤ
・アオシマ
・ハセガワ
・フジミ
・ピットロード(レジンキット含む)
・ヤマシタホビー
・ドラゴンモデル{サイバーホビーブランド含む}
・その他(記憶なし)
作ってみての感想(キット化された時代によって出来が変わってきます。)
・タミヤは自分が作ったものはほとんど文句なしの出来でした。その中でも隼鷹は1970年代に作られたものとは思えないクオリティであり、迷彩をしないのであれば入門用に最適である。
巡洋艦は最上と『矢矧』を作りました。こちらも良くできていますね。初期に作っているので技術は低かったが、瞬間接着剤多用の組み立て方でもきれいに作ることができました。震災前に作った物はすべて失われているのでまた作りたいです。{この後矢矧196X仕様で作りました。}
駆逐艦はドイツ・アメリカ・イギリスの物を組み立てました。ドイツのZ37型/イギリスO型は国産艦と違って2隻セットなので、片方を練習台として作ることができますので初心者向けです。Z37型は大きいので、武装を日本の物や、現用艦艇の物に交換してみたりすることができます。O型は旧ピットロードの物とのことです。モールドがやや大きいが、見栄えはいいので改造ベースになると思います。タミヤの中でも一番のおすすめは、アメリカ艦のハムマンです。新しい上、サイズも大きくなく、部品も細かく、値段も安く、作っていて楽しいキットです。ちなみに、日本の駆逐艦はまだ組んだことはない{確認したところ、丁型駆逐艦桜を組んでいました}(旧版の島風は持っているが、モールドはたいしてない)
そのほかのものだと、潜水艦ガトー級も元ピットロードで、今でも通用するレベルのキットです。値段も安いので、練習用に最適ですので試してみてはどうでしょうか?。
・アオシマは古い天城のキットを組んで印象が悪かったが、巡洋艦神通と陽炎型各種(現存)、戦艦扶桑(現存)はリニューアルされて組みにくさはなくなり、出来上がると見栄えもいいのでおすすめである。年数は長いものの、クオリティは永遠の素人なのでこの程度がちょうどいい。伊400型はガトー級と並べるとその大きさがわかる。各種作製していたので、今後リストアップする予定。
・ハセガワのキットは思ったより作ったことがない上、旧荒潮のようにつくりが酷く、ディティールアップしようといじって諦めて標的艦大浜に改造(初代。作りかけの2代もベースはハセガワの朝霜)。先日リニューアル版の早波を入手し、中を見ると別物であった。飛行機の1/72Eシリーズ以上の細密さで、いつこれだけの技術を入手したのかと思うレベルで別物であった。
巡洋艦は1種類(妙高型)のみで、数年間のブランク(その間戦車は作っていました)がありましたが、艦体の張り合わせに手間取った以外問題なく組むことができました。個別記事は今後書きますが、初心者でも無理なく作れると思います。
・フジミは利根・榛名・雑木林型・白露型・■▲母艦・龍驤艦を組みましたが、雑木林型以外はそこそこ精密で、■▲母艦はものすごく精密なものでしたが、不注意でマストなどを壊したので、譲渡艦艇仕様で作り直す(米国式武装で民国海軍仕様?)予定です。
・ピットロードは大型艦は一切組んでいませんが、駆逐艦初春型・朝潮型・陽炎型、海防艦各種、自衛艦とロシア大型対潜艦、トランペッター開発の海外艦艇を組みました(海外のはまだ手を付けていなかったり)。こちらも個別記事を載せる予定です。
他のメーカは今後別記事で扱います。
・ツールについて
あまり知られていないのですが、缶容器のチップスのふたや、500gサイズのヨーグルトのプラスチックふたを塗料皿や小物を一時的に乗せる用途では、とても使いやすい上、使い捨てにも丁度いいのをもっと知ってほしい。
ニッパーは切れ味抜群のアルティニッパーを無理に使わなくても、片刃ニッパー(今は名前が変わっている)でも十分切り出すことがきる。
瞬間接着剤多用工法については、今後詳しくまとめていこうと思う。
結局、色々工具を買っても、使うのはニッパーとデザインナイフとやすり、リモネンと瞬間接着剤。時々ドリルと紙やすりとラッカーパテ。それ以外のものはめったに使わない。というより、工具箱に入ってはない。棚のどこかにあるはずだけど、すぐには見つけられない。
・最近の雑感
こう書いているけれども、T社信望者もアンチT社も、大声出しすぎていると思う。戦車模型をしばらく続けていた身からすると、結局は大手頼み、マイナなものを作るのであれば仕方ないにせよ、戦車模型だと人気の物はT社か海外のD社系(CHも)、特化するなら日本戦車のF社(愛知)やA社(シャーマン道)、海外メーカのこだわりぬいたラインアップを輸入代理店のカタログを見ながら探すしかないのを、艦船模型であれば、国内5社(それと最近参入のヤマシタホビーさんも今後ヴァリエーションを増やすらしい)でほとんど有名な船はそろってしまうのだ。あとは日露戦争方面に向けるか、中華系メーカの躍進で選択肢が増えるだけである。欧州の海軍に手を出すような真似をしなければ、プラモデルの枠内で主要艦艇が全部そろえられる(スケールを無視すれば、ですが)のは強みだと思う。あとはマイナ艦艇にどこまで首を突っ込むか、それか、模型誌作例レベルを目指すか。
話はそれてしまったが、メーカーはほめるところはほめておき、どんどん新製品を出させ、それを買っていくのが一番である。出来が悪ければ指摘し、治れば買う。それを繰り返すのが新製品を増やすきっかけになるのである。